ゴースト血管とは何?
ゴースト血管というものをご存知でしょうか?
ゴースト血管とは、血管はあるものの血液の流れない血管のことを言います。
なぜ、血管はあるのに血液は流れないのでしょうか。
それは、毛細血管に起こる現象のことで、加齢や睡眠不足、食生活の乱れなどの生活習慣の悪影響により起こると言われています。
私達の体の中には、多くの毛細血管があり、その血管の中を血液が流れています。しかし毛細血管はしっかりとして管になっているのではなく、小さな隙間があるのが特徴で、その隙間から本当に少しずつ血液が漏れており、その漏れが身体中にある細胞に、酸素や栄養を届けることができているのです。
しかし、何らかの原因でこの血管の構造に変化が起こり、破綻していくと、小さな隙間からわずかに漏れていた血液が、わずかではなくたくさん漏れてしまうこととなります。
その結果、毛細血管を通る血液が少なくなり血液の流れない血管が生まれてしまいます。それをゴースト血管と呼んでいます。
本来は、傷ついてしまった毛細血管は、眠ることで修復されていくのですが、最近では睡眠不足が慢性化している人が多く、修復することができない状態となっていること、食生活の乱れなどが合わさって修復することができなくなってしまっている人もいるので危険です。
ゴースト血管を作り出さないために、睡眠と正しい食生活を意識して過ごすようにしましょう。